ありがとう いつまでも

20歳のお誕生日おめでとう、柊真くん。

 

8月30日は特別な大切な人の誕生日。

そして今年は20歳という節目の年。

彼が去ってからはじめて、彼のことを綴ろうかなと思います。

 

2015年、春。

彼は「関西Jr」から去ることとなった。

春松竹の千秋楽の日のこと、それから数日間のことを思い出すと今でも涙が溢れてしまう。彼は愛されていた。愛に包まれた最後の日だったと思う。

 

信じたくなかった。WESTのコンサートに現れたのもKAT-TUNやWESTのコンDVDに写っているのも、康二くんという相方が彼が着ていた衣装を身に纏っている姿も。勝手に都合のいい解釈をして彼が専門学校を卒業するであろう、2017年3月、4月までは信じていたいと思っていたし、その願いは今も変わっていない。

 

彼の存在は「関西Jr」にとって大きかった。そしてほぼ同時期に平野紫耀、永瀬廉が東京へ上京。関西Jrはどうなってしまうのか、と色々な人が不安になったと思う。まいジャニを見ても彼の存在が頭の中を過り苦しくなった。そして彼が抜けた場所で頑張る5人が無理していることも素人なりに理解した。”メッシュキャラは僕が引き継ぎました”という、春の松竹座には出れなかったメンバー愛が強い彼の言葉も覚えている。ツッコミ、まとめ役。そんな役割を担っていた彼の穴は想像以上に大きかったんだと思う。

 

「夢を夢で終わらせんなよ」と廉くんに言ってくれた彼を思い出します。「関西Jrの道標でいてください」と言葉を遺した彼を思い出します。…それから1年と数ヶ月。彼が元気にやってくれていることは知っています。そして学校のコンテストで優勝したのも知っています。「金内柊真さん」「優勝」が並ぶ。彼は頑張っている。前に進んでいる。そして同じくして彼の仲間である5人も現在進行形で大きく成長しています。

 

そして時は流れ、わたしの願っていたことが現実味を帯びてきました。正直、願っていたことだからすごくうれしい。だけどどうなってしまうの、と不安な気持ちも隠せきれません。ただ、唯一わかるのは彼らがいい方向に進んでいること。そんな彼らの背中を押してほしいと思います。彼らの1番の道標は柊真くんであってほしいと思います。そしてずっと6人の関係性は変わらないんだと思います。ずっとずっとありのままの6人で、笑って泣いてバカ騒ぎしてほしいなと思います。

 

 康二くんが彼が着ていた衣装を身に纏っているのを見る度に胸が苦しくなる。相方を失った彼は、関西Jrの絶対的リーダー。きっと柊真くんがやっていたことも全部全部やっているのは康二くんだと思います。そして大吾流星をはじめとする後輩に相談するようになった。それがわたしにとってはすごく嬉しい出来事。弟キャラからお兄ちゃんキャラを確立したのに、龍太くんはじめ昔からの仲間にはまだまだ甘えんぼう。流星のほうが精神年齢は高いと思いきや

流星のことをよく思ってくれてる。後輩のことをちゃんと見ながら時には叱る。康二くん成長したなあって思います。

 

流星は柊真がいなくなってから1番、目に見える成長を遂げたのかなと思います。外見的なことで言うと、顔つきが大人びた。ステージに立つ姿は堂々としていて名実ともに関西Jrのトップ。中身でもお兄ちゃんたちのなかで遠慮がなくなってきたり、後輩を引き連れて踊る姿。強気な言葉。でも根本的なことは何も変わっていない。お兄ちゃんたちを尊敬しながら愛し、後輩もよく見ている。でもやっぱり15歳になったばかりの男の子にはどうしても見えません。更なる飛躍が楽しみすぎます。

 

大吾はあの春から変わったように見えて変わってない人。いつも軸がぶれていなくて自分の軸がしっかりあってそれを曲げようとはしない。絶対的安心度ナンバーワン。いつも大事なことを明言してくれている。でも時を重ねるごとに大吾に自信がついているように感じます。不安とプレッシャーと戦いながらも勝ち続ける彼がわたしは誇りです。

 

紫耀くんは1番精神やられちゃうんじゃないかって正直心配だったのに、どんどん背中が大きくなっていって。彼は笑顔のままだったし、たくさんのことを乗り越えてきたんだと思います。紫耀くんは誤解されちゃいがちなんだけど、関西のことも大切に思っていて「誰も傷つかない優しさ」を使うイメージがあります。だから片方にとっては「ん?」と思ってしまう発言もあるんだけれど、ファン思いの人なんだなと思います。

 

れんくんは本人も言っていたとおり、素直。関西から東京に来たことについて「仕方ない」と済ませている彼はきっと関西を誰よりも愛してくれているんだと思います。自分のやりたいこと、好きなこと。ちゃんと言ってくれるれんくんにもわたしは助けられてきました。そんなれんくんの隣には紫耀くんがいてくれるから、わたしは安心できていました。

 

でもね、やっぱり心のどこかで今までみたいに6人が集まらないかなって後ろ向きな考えをしちゃうことがあって。どうしても「ここで柊真だったらどう突っ込むんだろう」って考えてしまうし大きな存在だった彼がここにいたら、と常常考えてしまうくせがあって、考えれば考える度に無限ループで正解なんてきっと一生わたしには見えないのにそれでも考え続けてしまいます。5人のことをよくわかってくれていて、愛に包まれたツッコミをしてくれる彼が好きだった。本当はいじられたがりなところもあってたまに可愛いことをしちゃう彼も好きだった。(森公美子回で永瀬を威かすとーまちんほど可愛いものはない)

 

6人ってずっとくっついていなければ死んじゃうんじゃないかって思っていて。それくらい愛に包まれたグループで、愛に包まれた会話をいつも見させてくれていて。でもそんな6人がバラバラになっていて。たぶん、とーまちんが退所することは2014冬にはとっくに決まっていたと思うし、紫耀はもちろん廉の上京も決まっていたと思うのに、あの尊すぎるクリパがあるせいでどうしても受け止めきれない気持ちがあって、6人の未来をまだまだ望んでしまいそうです。

 

柊真くんの全部が好きだった。そう言ってしまえば簡単に聞こえるかもしれないけど本当に全部が好きだった。全部がいとおしかった。あんなにも綺麗な去り方なんて、してほしくなかった。あまりにもカッコよすぎた。あんなにも惜しまれるJr、近々でいなかったと思う。格が違うというか。比べるわけではないけれど、今でも愛されているのはとーまちんの人柄だと本気で思うし、それを見る度に泣けてしまうのに嬉しくてたまらない。

 

重岡くんが、関西JrのX'mas Showに現れたとき、彼の話題が出た。あかん俺いま言ったらあかん人の名前だしそうになったという重岡くんに、誰々と聞く康二くん。そんな康二くんに"おまえその衣装もともと誰のや?"って聞いた。康二くんは1回舞台袖に捌けた。そして重岡くんに飛び蹴り。いまでも、あの時の重岡くんの行動が正しかったのかはわからない。けれど、わかったのは関西Jrにとって彼の存在はまだ思い出にできていないということ。それほど大切な大事な存在だったということ。康ちゃんはもちろん大吾や流星だってとーまちんとあの春から会ってないわけがないと思うんです。きっとあの6人も揃ってると思うんです。だけど、それは当たり前だけど水面下のことだから。ファンはわからないし、でも重岡くんが"忘れなくていいよ"って言ってくれてるようで、わたしは救われた部分もありました。

 

「20歳まであと2年か、長いな」というニュアンスの発言をしていた彼を思い出します。いま、8月30日を迎えてどんな気持ちなんだろうと考えるだけで、胸が苦しい。とうまくんのことだから、今までのことを思い出したりもするんだろうなあ。6年間というジャニーズ事務所で輝き続けた時間を、夢にはしないでほしい。きっと彼は、6年間の軌跡も踏まえて歩き出していることはわかっているけど。それでも願ってしまう。

 

「たとえ離れ離れでも たった一つの約束」

2015年春からのとーまちんと5人の交流はわかりません。パスタくらいしかわからない。けれど、ファンの思っている以上に彼らの絆ってあつくて揺るがなくて、いまでも絶対にお互いを刺激しあえるよきライバルであり、仲間なんだと思います。ずっとずっと、そのままの6人でいてほしい。

 

とうまくんにも尚、夢を夢で終わらせてほしくないとそう思っています。だいすきだよ。

 

20歳、本当におめでとう。